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虫歯

虫歯が心配。歯の痛みや不調が気になるみなさまへ

歯は削るほど弱くなり、本数を失うほど口内のバランスが崩れてしまいます。大切な歯を守るためには、まず虫歯にならないこと、もし虫歯になった場合は早めに対処することが重要です。
虫歯は、進行するほど症状が悪化し、治療が遅れるほど後々の日常生活に支障が出ます。
そうならないためにも、既に歯の不調を感じている方はもちろん、歯の健康が気になる方も、どうぞお早めにご相談ください。
みなさまの大切な歯をお守りするために、おひとりおひとりに合わせた適切な治療とアドバイスをご提供させていただきます。


もしかして虫歯?こんなお悩みはありませんか?

痛みがある

歯の痛み
  • 夜も眠れないほどの痛みがある
  • 時々痛くなるものの、時間が経つと痛みが消える
  • 耐えられないほどではないが、多少の痛みがある
  • 食事中に噛むと痛い
  • 冷たいものや熱いもの、甘いものを食べるとしみる

違和感がある

歯ぐきが腫れる
  • 歯が浮いた感じがする
  • 歯ぐきが腫れている気がする
  • 食事をしたり、歯磨きをする時に違和感がある

異変や不調がある

欠けた歯
  • 歯の一部が黒や茶色に変色している
  • デンタルフロスがひっかかる
  • 食べものがよく歯につまる
  • 舌で触ると歯が欠けている

歯のケアに不安がある

汚れた歯
  • 詰め物やかぶせ物が取れたままになっている
  • しばらく歯医者に行っていない
  • 歯磨きに自信がない
  • 舌で触ると、歯の表面がザラザラしている
  • よく甘いものを食べたり、飲んだりする
  • 口の渇きを感じることが多い

虫歯って治療しないといけないの?放置した場合のリスクとは?

実は、虫歯になったとしても、ほとんど痛みはありません。虫歯が歯の神経に到達して、炎症が起きたときに、初めて強い痛みが生じます。
「痛みがないうちに治療する必要はあるの?」と思うかもしれませんが、神経は歯の最深部にあるので、痛みを感じる頃には、虫歯は相当大きくなってしまっているのです。
また、炎症が起きた時の痛みはかなりのものなので、ここまで虫歯を放置してしまうと、相当な身体的苦痛を味わう可能性が出てきます。

虫歯が進むと具体的にどうなるのかといいますと、まず歯が溶けていきます。それだけでも歯は失われますが、上下の歯のかみ合う箇所が減ることで、お口の中のバランスが崩れ始めます。そして崩壊が進むと、それぞれの歯にかかる負担が増加するので、残っている歯が揺れ始め、やがて奥歯を失うことになってしまうのです。

虫歯を放置した場合のリスク

奥歯は、家で例えるなら四隅の柱のようなものです。四隅の柱を失えば、屋根を支えられなくなり、家は倒壊してしまいます。これと同じで、奥歯を失うことは、お口の中の完全崩壊につながります。

虫歯が進行するほど、歯は溶けていきますので、長期間放置してしまうと、最終的に大切な歯を大きく失うことになります。ここまで来ると、治療にも時間がかかり、通院回数も増えてしまいます。それだけでなく、虫歯が大きくなるほど、治療後に「しみる」という症状が出やすくなります。これは、虫歯を取り除くことで神経を取り囲む壁が薄くなった分、温度などの刺激が神経に伝わりやすくなるからです。

歯の一部にとどまらず、歯そのものを失うとなれば、さらに事態は深刻です。歯の本数を失えば失うほど治療も大変になり、あらゆる形で日常生活に支障が出てきます。その影響は、歯や口内にとどまらず、全身にまで及ぶ可能性があります。
その他にも、虫歯や詰め物が取れた影響で歯の形状が変わり、普段から継続して舌や歯ぐきを傷つけることで、ガン化することも報告されています。
実は、虫歯の放置は、みなさんが想像する以上に危険なのです。


そもそもなぜ虫歯になるの?虫歯になる原因は?

虫歯の原因

虫歯は虫歯菌(細菌)による感染症です。 虫歯菌は、私たちが食事で取り入れた糖質を分解して酸を出します。虫歯は、その酸で歯が溶けてしまう病気です。
よく聞くプラーク(歯垢)とは、お口の中で繁殖した細菌の塊で、この中に虫歯菌が生息しています。プラークは、歯の表面や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間に付着していますが、水に溶けにくく、歯にしっかりと付着しているため、簡単には落ちません。歯ブラシや歯間ブラシでプラークをきれいに落とさなければ、プラーク内の虫歯菌が酸を出して、歯を溶かしてしまうことになります。
元々赤ちゃんの時は、お口の中に虫歯菌はいませんが、他から菌をもらうことで虫歯菌に感染していきます。
残念ながら、一度虫歯菌に感染してしまうと、お口の中から完全に虫歯菌を取り除くことはできません。
日頃のケアによって虫歯のない状態を維持することは可能ですが、お口の中から虫歯菌がいなくなることはないので、生涯にわたって菌のコントロールが必要になります。


虫歯の検査・治療はどんなことをするの?

現状説明

まずレントゲンやカメラで患者様の歯の写真をお撮りし、できるだけ視覚的に確認できる形で、現状を説明させていただきます。

治療のご提案

実際に虫歯が見つかった場合は、患者様に合った治療方法・治療内容を可能な限り複数ご提案させていただきます。

治療

患者様の治療中や治療後も歯のお写真を撮影し、それらをご覧いただきながら、どのような治療を行い、治療によってどのようになったのかを、改めて説明させていただきます。

当院は患者様の了承を得ないまま、勝手な判断で治療を開始することはありません。各治療に関するメリット・デメリットを説明させていただいた上で、あくまで患者様のご希望・ご意向を尊重し、その中で最善の治療を行います。

また、当院の治療方針として、「なるべく抜かない・削らないこと」を大切にしています。なぜなら、歯を削り、抜くほど、口の中のバランスが崩れるからです。日常生活に支障をきたすだけでなく、治療も大変になりますので、当院ではなるべく天然の歯を残すよう心がけています。
ただ、やみくもに歯を残せばよいとも言えず、歯を抜かないことでデメリットが生じる場合もあります。その場合は、抜かないデメリットについても、きちんと説明を行った上で、患者様にご判断いただくようにしています。
なお、当院の治療に限定せず、他の専門医の治療によって歯を残せる可能性があると考えられる場合は、他院のご紹介もさせていただきます。


痛いのは苦手。痛みを抑えるために何をしているの?

痛いのは苦手

当院では、痛みを最小限に抑えるために、治療前の「麻酔」の工程を大切にしています。
麻酔は”治療の痛みを抑えるため”に使用しますが、まずこの麻酔の注射自体に痛みが伴います。そのため、当院では”麻酔注射による痛みを抑えるため”に、ひとつ前の工程として表面麻酔を行います。この表面麻酔は、麻酔注射を行う予定の場所に貼るだけなので、痛みはありません。
ここでのポイントは、表面麻酔を貼ったら、しっかり時間をおくということです。せっかく表面麻酔を貼ったとしても、もし表面麻酔が効く前に麻酔注射を開始すれば、やはり痛みを強く感じます。当院では、きちんと表面麻酔が効くのを待ってから麻酔注射を行いますので、3歳程度のお子さんでも泣かないレベルまで、痛みを抑えることが可能です。
また、麻酔注射を行う際も、麻酔を体温と同程度に温めてから使用したり、機械を使って均一に注入するなど、少しでも痛みを抑えられるように工夫しています。


虫歯の治療期間は?

治療期間

回数はあくまで目安になりますが、小さい虫歯であれば1回~2回で終わることが多いです。大きい虫歯で神経の治療を行う場合などは、5回~6回程度の通院が必要になります。
虫歯が進行し、大きな虫歯になるほど治療の回数が必要になりますので、虫歯が気になる場合は早めの受診がおすすめです。

虫歯の治療費用は?

費用

1回で終わる治療であれば、1本あたり2,000円前後です。
金属を入れる治療は、歯の大きさによって変わり3,000円~4,000円程度、かぶせ物を行う場合は、前歯で7,000円前後、奥歯で5,000円前後の費用がかかります。
これらは保険適用で3割負担の場合の目安の金額です。
次回の治療で大きな金額がかかる場合などは、次回の治療費の目安をお伝えしています。


ご予約・お問い合わせ

歯やお口のことでお困りの際は、いつでもお気兼ねなくご相談ください。


虫歯を予防するためには、どうしたらいいの?

虫歯を予防するためには、虫歯になりにくいお口の環境づくりが重要です。
当院では、診療時に、どの歯のどの部分が磨けていなくて汚れが残っているのかをお伝えするとともに、歯ブラシやデンタルフロスの正しい使い方もお伝えしています。
診療後には、お口のケアにおすすめなケア用品(歯ブラシ・歯磨き粉・フロスなど)のプレゼントも行っていますので、お家でのケアのレベルもぐんと上がります。

また、予防のためには、一定の周期で検診を受け、定期的にお口の環境をチェックすることも効果的です。お口のケアがきちんとできているかの確認もできますが、もし虫歯ができたとしても、初期の段階で見つけることができれば、小さい治療で済みます。早めに対処ができれば、健康な歯を大きく失ったり、痛い思いをする可能性も低くなります。

虫歯の予防

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